岩城生名漁業協同組合

 漁業協同組合とは、漁師さんが出資(お金を出すこと)してできている組織で、漁師さんの仕事のサポートや海を守る仕事をしている所です。岩城には、岩城生名漁業協同組合(以下、漁協)があります。漁協では、魚の販売(はんばい)やガソリンスタンドの経営、船に入れる燃料の配達、金融(きんゆう)関係の仕事などをしています。

 岩城生名漁業協同組合は、旧岩城村と旧生名村の漁協が合ぺいしてできた漁協です。岩城村の漁協は、1930年(昭和5年)にできました。そして、1954年(昭和29年)に生名村の漁協と合同になりました。村同士の合ぺい(2004年・平成16年)よりも先に漁協が合ぺいしました。その理由は、岩城と生名の漁業は似ている所が多かったので、協力して発展するためだそうです。

 現在、漁協では、6人の方が働かれています。漁師さんは100人くらいいます。岩城島や赤穂根島(あかほねじま)、生名島の周りなどで漁をしています。漁には、一本づりやあみ、たこつぼ、養しょくなど種類があります。とった魚は、まず漁協が買い取り、仲買(なか1255がい)さんが市場に持って行きます。最終的には、関西から関東まで多くのところにとどけられます。
(写真:岩城港そばにある岩城生名漁業協同組合)

【取材協力】
岩城生名漁業協同組合

【調査・文章・写真】
2018年度岩城小学校6年生

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