レモン懐石
レモン懐石は、岩城の特産品であるレモンをたっぷり使って作る料理です。岩城島にある「でべそおばちゃんの店」で食べることができます。「でべそ」とは、「でしゃばり」という意味です。とても元気な地域のおばちゃん4人で作っています。
「でべそおばちゃんの店」は、平成18年にオープンしました。きっかけは、岩城の特産品のレモンをみんなに知ってもらいたかったからだそうです。また、子どもたちが大きくなって、岩城から離れた時に、岩城がレモンの島であることを思い出してほしいとの思いもあったそうです。
(写真:レモン懐石)
レモン懐石は、1つのおぼんにのった8品の料理でできています。レモンずし、ひじきのレモンずあえ、魚のマリネ、おさしみ、とんだレモン(ブタ肉ときゅうりをレモンでまいた物)、おすいもの、レモンゼリー、レモンのこう茶の8品です。1人分のレモン懐石に、4個のレモンが使われています。そのレモンは、メンバーの畑からとれたものだそうです。
(写真:岩城のレモン)
代表の西村孝子(にしむら・たかこ)さんに、レモン懐石を作っていてうれしいことを聞くと、「どんな人が食べてくれるのかなと想像して作るのが楽しい」と教えてくれました。また、お客さんからの感想では、「めずらしい」や「さわやかでおいしい」という声が多いそうです。最高、1回に56人もの人が来たこともあるそうです。
でべそおばちゃんたちは、愛情をこめて、レモン懐石を作っています。レモン懐石を食べれば、レモンの様々な食べ方を知ることができます。
【取材協力】
西村 孝子(にしむら・たかこ)さん(1948年生まれ、岩城島出身)
【調査・文章・写真・イラスト】
2018年度岩城小学校6年生