岩城橋
岩城橋は、上島町の岩城島と生名島をつなぐ橋です。上島町が一つになって、町内をいつでも行き来できるようにするために作られました。2022年3月20日に開通します。長さは735メートル、主塔(しゅとう/橋の柱)の高さは137.5メートルです。上島町で一番大きな橋です。
岩城橋は、斜張橋(しゃちょうきょう)という形の橋です。斜張橋は、主塔からケーブルで桁(けた/車や人がわたる部分)をつっている橋のことです。主塔はコンクリート、桁はコンクリートと鉄でできています。
(イラスト:橋の構造)
橋を作るには、測量をして、土をほったり、山をけずったりしながら、図面通りに作業をしていきます。図面、設計書通りに測量して、高さ、幅(はば)、中心線をまちがえないようにしなければなりません。他の現場との調整も大事です。最初に主塔を作り、そこから桁をのばして、ケーブルを張っていきます。
岩城橋を作っている会社の1つ、岩城建設の松浦功さんにお話を聞きました。岩城橋を作るのにはたくさんの会社が協力しているそうです。なぜたくさんの会社で作るのかというと、とても大きな橋なので少しの会社だけではできないからだそうです。また、大変なことは、限られた日数で早く正確に作らねばならないこと、コンクリートの製造と運ぱん、地ばんや山の土が固いことだそうです。
松浦さんは、「上島町のみなさんが、岩城橋ができて良かった、便利になったと思ってくれるようにがんばっています。日本各地からの観光客が岩城橋を見に来てくれるようになったらうれしいです」とお話してくれました。また、「橋を作っていて、日が経つにつれて形になってくることがうれしいです。橋がかかったら、自分も色々なところに行ってみたいです」とおっしゃっていました。
ぼくは取材をして、橋を作ることはとても大変だということ、たくさんの方が協力して作っているということがわかりました。
【取材協力】
岩城建設株式会社 松浦 功(まつうら・いさお)さん
【調査・文章・イラスト】
2018年度岩城小学校6年生
2021年度岩城小学校6年生