祥雲寺のアジサイ園
祥雲寺(しょううんじ)は、岩城島の西部(にしべ)地区にあるお寺です。祥雲寺には、約500本のアジサイが植えられた、広さ約1000㎡のアジサイ園があります。岩城の人だけではなく、因島や生口島、今治などからも見に来る人がいるほど、アジサイで有名な場所です。
アジサイ園を始めたのは、祥雲寺のおしょうさんの妻の沼田禎子(ていこ)さんです。2005年ごろから少しずつ植え始めたそうです。もらったり、買ったりしたものをさし木で育てているそうです。土の質や水はけ、日当たりに合わせて、様々な種類のアジサイを植えているそうです。
以前は、みかんを植えていたそうですが、地元の農家さんからの「ああせい」「こうせい」というアドバイスがたくさんあって、もっと自由にやりたいなと思ってアジサイに変えたそうです。また、アジサイは、桜などとちがって、1ヶ月ほどの長い期間見られるのでアジサイを選んだそうです。
おしょうさんは、海などの景色が見えるように、アジサイを大きくしすぎない工夫をしています。また、500本ものアジサイのせん定、水やり、肥料やりをしています。特に大変なのは水やりで、雨の日以外は毎日やらないといけないそうです。
アジサイの満開は、6月中じゅんぐらいです。きれいなので、ぜひ見に行ってもらいたいです。ぼくは、お話を聞いて、1000㎡もあるのに水やりを全部するなんてすごいと思いました。岩城の宝である祥雲寺のアジサイ園がこれからも続いてほしいです。
(写真:祥雲寺のアジサイ園 提供:上島町)
【取材協力】
祥雲寺住職 沼田 裕章(ぬまた・ゆうしょう)さん
【調査・文章・イラスト】
2019年度岩城小学校6年生