岩城の漁業:浦安水産
「マダイの養しょくを行う〜浦安水産の仕事〜」
浦安水産(うらやすすいさん)は、岩城島(いわぎじま)で主にマダイの養しょくをしている会社です。昭和40年代にマダイの養しょくを始め、1998年(平成10年)に会社化しました。小魚をすりつぶしたえさをやったり、いけすのあみの交かんをしたりなどの仕事があります。これらの仕事を5人で行なっています。
(イラスト:マダイ)
昔は、養しょくのタイは天然のものに比べるとおいしくないと言われていたそうですが、研究を重ね、天然にも負けない身のしまったおいしいマダイを育てられるようになったそうです。また、養しょくの場合、病気の発生を防ぐため、薬を魚にあたえることが多いのですが、浦安水産では、薬を使わずに健康なマダイを育てるように工夫しているそうです。
浦安水産では、マダイの養しょくの他にも、そのタイを使ったたい飯やたいのむし焼き、たいみそなども作っています。特に大変な仕事は、市場に商品を持っていくことだそうです。真っ暗な夜中の12時から1時の間に、広島の三原へ持っていくそうです。
浦安水産の浦安元太(うらやす・がんた)さんは、「これからも岩城島の自然のみ力を伝えていきたい。」とおっしゃっていました。浦安水産の商品は、岩城港務所内の売店やしまなみ海道の道の駅などで買うことができます。
【取材協力】
浦安水産
浦安 元太(うらやす・がんた)さん(1982年生まれ、岩城島出身)
【調査・文章・イラスト】
2017年度岩城小学校6年生