生名みそ
「生名みそのおいしさのひみつ」
生名みそは、あまみが特長の麦みそです。雨が少なく、米がき重だった生名島では、昔から麦こうじを使う「麦みそ」が作られてきました。生名みそのあまみのひけつは、もち米を使うことです。また、丸麦(はだか麦)という麦を使っていて食感もいいみそです。そのみそを作っているのはむつみグループのみなさんです。現在は約10人のメンバーで作っています。
生名みその作り方はまず、丸麦とももち米をむし、こうじ菌(きん)を混ぜ、麦こうじを作ります。次に、大豆をたいて、機械でつぶします。でき上がった麦こうじに塩をまぜ、つぶした大豆を入れて混ぜます。大豆のにじるも入れ、かたさを調節します。大豆と麦こうじを混ぜるのは、とても体力のいる作業です。力を入れてよく混ぜたら、空気が入らないように、たるに投げ入れます。最後にしょうちゅうをかけ、カビを防ぎます。3カ月以上発こうさせて完成です。他のみそは冬に作ることが多いですが、麦みそは夏に作ります。
■生名みその作り方
(1)丸麦とももち米をむす
(2)こうじきんを混ぜ、麦こうじを作る
(3)大豆をゆでる
(4)大豆をつぶす
(5)麦こうじに塩をまぶし、つぶした大豆と混ぜる
(6)たるに投げ入れる
3ヶ月以上、発こうさせて完成!!
生名みそは、生名島のスポレク公園や山久ストアーなどのお店ではん売されています。また、ゆめしま海道いきなマラソンなどのイベントでもはん売されています。おいしい生名みそをぜひ食べてみてください。
【取材協力】
むつみグループ
【調査・文章・イラスト】
2017年度生名小学校5・6年生