岩城の秋祭り(昔と今のちがい②)
岩城島では、毎年10月に秋祭りを行います。みこし、女みこし、東のだんじり、西のだんじり、ししまい、奴(やっこ)の練り歩きが行われ、島中がとてもにぎやかになります。
(写真:西のだんじり(左)と東のだんじり(右))
昔と今のちがいについて、浪本三成さん(50歳)に聞きました。三成さんが子どものころは、今より100人以上多くの人が来ていたそうです。また、昔はだんじりには男子しか乗れませんでした。小学5年生の男子が中心になって乗っていたそうです。今は子どもの数が少ないので、小学校4~6年生が乗っています。東のだんじりには、女子も乗ります。
乗り子は、化粧(けしょう)をしてだんじりに乗ります。西と東では、化粧がちがいます。西は男化粧をして、東は女化粧をします。男性と女性が出会い、子どもが生まれて命がつながっていくことを表現しているのだそうです。
西のだんじりの屋根は、こわれてやり変えたことがあるそうです。そのため、西のだんじりのほうが少し軽いそうです。
また、祭りが中止になったことはないのか聞いててみると、天皇陛下が亡くなったときは中止になったそうです。2020年は、新型コロナウイルスのえいきょうで祭りがありませんでした。
最後に、三成さんに、祭りのときはどのような気持ちなのか聞いてみました。「今年もがんばってかつごう」という気持ちで参加しているそうです。
私は、どのくらいの人たちが来ていたのかや、祭りは中止になったことはないのかなどをいっぱい知れたのでよかったです。また、西のだんじりの屋根がこわれたことがあることに、びっくりしました。
※年れいは2021年3月末のものです。
【取材協力】
浪本 三成(なみもと みつなり)さん(1970年生まれ、岩城島出身)
【調査・文章】
2020年度岩城小学校6年生