魚島らしい幸せのカタチ②
2021年度魚島小学校かみけんキッズでは、「魚島らしい幸せのカタチ」をテーマに研究をしました。ぼくは今までお世話になった2人の先生にオンラインでお話を聞きました。
(1)A先生の場合
A先生が魚島に住んでいて良かったことは、二つあるそうです。一つ目は、一人の時間がたっぷりとれたことです。二つ目は、地域の人から魚や野菜等をいただくなど人とのつながりが強かったことです。地域の人が魚や野菜をくれたそうです。唯一(ゆいいつ)大変だと感じたことは、船の便が1日4便しかなく、交通の便が悪かったことだそうです。
A先生にとっての幸せとは、健康であることだそうです。ぼくたちが将来幸せに生きるためにも、健康でいることが大切だと教えてくれました。また、ICT(インターネットやパソコンなどの技術や道具)を活用することも必要だとおっしゃっていました。
そして、子どもの時と大人の時の幸せは変わるものだとも教えてくれました。子どものときは、自分のことばかり考えていたけれど、大人になると、まわりの人々のことも考えるようになったそうです。
今の生活満足度を聞いたところ、10点満点中8点だとおっしゃっていました。2点足りないのは、役職が変わって、授業をする機会がなくなったからです。
(2)B先生の場合
B先生が魚島に住んでいて良かったことは、ウォーキングで地域の人と話せたことと、素直な児童生徒と過ごせたことだそうです。反対に、大変だったことは、台風の時などに船が止まって交通手段がなくなってしまうことだそうです。
B先生にとっての幸せとは、やりたいことができることと、子どもが成長していく姿を見られることだそうです。ぼくたちが将来幸せに生きるための一つの方法は、勉強をしておくこととのことでした。勉強は、できないよりはできた方がいいとおっしゃっていました。また、人の気持ちを分かろうとすることも大切だと教えてくれました。
B先生もA先生が言っていたのと同じように、「子どものときは自分のことしか考えていなかったけど、大人になると人が喜ぶことを考えるようになった」とおっしゃっていました。
今の生活満足度を10点満点で表すと、7点だそうです。33点足りない原因は、自分の時間がとれていないことだそうです。
ぼくはお二人の話を聞いて、より幸せになるためには、まず魚島小・中学校のみんなともっと仲良くすることが大切だと思いました。仲良くしたらたくさん遊べるからです。たくさん遊んだら楽しい気持ちになります。将来ぼくは、薬の研究者になりたいという夢を持っています。その夢の実現のために、今は勉強をがんばって、「なりたい自分」になれるためにこれからも勉強し続けたいと思います。(イラスト:A先生、B先生とぼく)
【取材協力】
A先生、B先生
【調査・文章・イラスト】
2021年度魚島小学校6年生